BUILD ARCHIVE / 2018
MG RX-78-2ガンダムVer.3.0 SOLID CLEAR
一番くじで入手したソリッドクリア仕様を全塗装。立ち上げ塗装とウェザリングを重ね、兵器としての使用感を目指した完成作例です。

PROJECT OVERVIEW
クリア仕様を、兵器らしい完成作例へ。
2018年にセブンイレブンの一番くじで入手した、MG RX-78-2 ガンダム Ver.3.0 ソリッドクリアです。クリアパーツを活かす方向も検討しましたが、当時は自分の作風へどう組み込むか決めきれず、最終的には通常の外装と同じように全塗装しました。
- KIT
- MG RX-78-2 ガンダム Ver.3.0
- EDITION
- 2018 セブンイレブン一番くじ/ソリッドクリア
- FINISH
- 立ち上げ塗装+ウェザリング
- BASE
- アクリル板+メディウム+コルクシート
KIT & SOLID CLEAR
細かな面構成を持つVer.3.0
実物大ガンダムを思わせる情報量と、ソリッドクリアならではの外装。まずは素材としての特徴を確認しました。

Ver.3.0は、Ver.2.0や1.5と比べてもパーツ分割が細かく、面ごとの情報量が多いキットです。ソリッドクリア仕様は無塗装でも見栄えがありますが、今回は「兵器らしい使用感」を出す方向で制作しています。
透明部分を残すのではなく、外装全体を同じ制作テーマでまとめる方針を選びました。
PAINT CONCEPT
「クリアを活かす」から、全塗装へ
特殊仕様をそのまま見せるより、自分の制作テーマを優先した判断です。

クリアパーツを活かした仕上げも考えましたが、自分の中で明確な答えが出せず、今回は通常の外装と同じように塗装しました。
ガンダムは「正義の味方」という印象が強くなりやすいため、少しでも兵器らしさを出すために立ち上げ塗装と汚しを組み合わせています。
GRADATION PAINT
狙った陰影が、細かな分割に負けた
立ち上げ塗装そのものではなく、キットの面構成との相性が結果を左右しました。

立ち上げ塗装で陰影を付ける狙いでしたが、Ver.3.0はパーツ分割が細かく、面ごとのサイズも小さいため、完成すると狙ったほど立ち上げ感が残りませんでした。
外周に暗さを残し、装甲面の立体感を強調する。
小さな面が連続し、陰影が細分化されて弱く見えた。
WEATHERING
玩具感を抑える、控えめな使用感
派手な損傷ではなく、塗装面を落ち着かせて完成直後の印象を弱めます。

塗装後は、使用感を出すためにウェザリングを追加しています。強いダメージ表現ではなく、エッジや装甲面へ汚れを重ね、全体の彩度を少し落ち着かせる方向で仕上げました。
ウェザリングの基本と各技法 →DISPLAY BASE
簡易ベースで、完成品に居場所を作る
大掛かりなジオラマではなくても、足元を作ることで作品の空気を補えます。

アクリル板をベースに、メディウムで起伏を付け、コルクシートを貼って塗装。兵器らしい空気を足元から補いました。
FINISHED GALLERY
完成ギャラリー
立ち上げ塗装、ウェザリング、簡易ベースを組み合わせた完成状態です。



07 / REVIEW & LEARNING
技法だけでなく、キットとの相性を見る。
完成後に振り返ると、「どの技法を使うか」だけでなく、「そのキットの面構成に技法が合うか」を考える必要があると分かった作例です。
今回の反省点
ソリッドクリアならではの透明パーツを、制作テーマへうまく組み込めませんでした。また、細かなパーツ分割によって、立ち上げ塗装の陰影も想定より弱く見えています。
次へ残った学び
Ver.3.0は情報量が多く、作りごたえのあるMGです。一方で、細かな面へ陰影を残す場合は、塗り方やコントラストをキットに合わせて調整する必要があります。