瓶サーフェイサーの薄め方|希釈率・エアブラシ設定・保存方法を実例解説

PRACTICAL GUIDEGUNPLA LABORATORY

BOTTLED SURFACER / DILUTION / STORAGE

瓶サーフェイサー
の薄め方

希釈率・実際の粘度・保存方法・エアブラシ設定を、普段のMG制作で使っている実測値と写真で解説します。

1:1SURFACER : THINNER
0.3mmNOZZLE
約0.1MPaAIR PRESSURE
Mr.サーフェイサー1200、ラピッドうすめ液、保存容器、エアブラシ

HOSS PAINT DATA毎回調合せず、基準の濃度で作り置きする。
THIS PAGE瓶サーフェイサーを希釈し、保存し、実際に吹くまで。

瓶タイプは原液のままではなく、エアブラシで使える濃度へ希釈します。私は毎回少量ずつ調合するのではなく、Mr.サーフェイサー1200とラピッドうすめ液を1:1で調整し、フタ付き容器へ保存しています。

3 STEP FLOW

011:1で希釈サーフェイサーと薄め液を混ぜる
02粘度を確認調合皿を傾け、流れ方を見る
03吹いて確認0.3mm・約0.1MPaで吹き、乾燥後の表面を見る

本記事の数値はHossの普段の制作環境における基準です。唯一の正解としてではなく、調整の出発点としてご覧ください。

01

WHY BOTTLED TYPE

なぜ瓶タイプのサーフェイサーを使うのか

01

エアブラシで吹ける

必要な量を薄く重ねやすく、MGの大きなパーツから細部まで吹き付け量を調整できます。

02

希釈を調整できる

1:1を基準に、気温や保存状態、サーフェイサーの状態に合わせて微調整できます。

03

必要量を保存できる

あらかじめ希釈しておけば、作業のたびに同じ濃度を作り直す手間を減らせます。

02

MR. SURFACER 1200

使用しているサーフェイサー

普段のMG制作で使用しているMr.サーフェイサー1200
普段のMG制作で基準としているMr.サーフェイサー1200。

普段のMG制作では、GSIクレオス Mr.サーフェイサー1200を基準に使っています。

細かな番手比較ではなく、この記事では実際に使っている1200を、どう希釈してどう吹くかに絞ります。

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03 / STANDARD RATIO

SURFACER 1
: THINNER 1

HOSS
STANDARD

SURFACER
GSIクレオス Mr.サーフェイサー1200
THINNER
Mr.カラー ラピッドうすめ液
RATIO
1:1を基準
POINT

必ず1:1でなければならないという意味ではありません。気温、保存状態、原液の状態を見て微調整します。

私が普段の制作で最初の基準にしている希釈率です。数字を合わせた後、実際の流れ方と吹き上がりを確認します。
04

VISCOSITY CHECK

数字だけでは分かりにくいので粘度を見る

1:1数字は目安。実際にはこのくらいの流れ方を基準にしています。
REAL VISCOSITY

希釈済みサーフェイサーを調合皿に入れ、皿を傾けたときの流動性です。数値と実際の粘度を一緒に確認してください。

05

RAPID THINNER

使用している薄め液

GSIクレオス Mr.カラー ラピッドうすめ液
実際に希釈へ使用しているラピッドうすめ液。

使用しているのは、GSIクレオス Mr.カラー ラピッドうすめ液です。

この記事では薄め液の比較には広げず、Mr.サーフェイサー1200を普段どの製品で希釈しているかを明示します。

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06

STOCK & STORAGE

希釈したサーフェイサーをストックする

フタ付き容器へ保存した希釈済みサーフェイサー

100円ショップで購入した口の広いフタ付き容器へ保存。

あらかじめ希釈しておくことで、毎回調合する必要がありません。

  • 使用前に濃度と沈殿状態を確認する
  • 体感では半年程度で少し濃くなったと感じることがある
  • 必要なら薄め液を追加して再調整する
HOSS EXPERIENCE

「半年保存できます」という保証ではありません。溶剤が少しずつ減った可能性も含め、筆者の実使用時に感じた変化です。

07

STIR BEFORE USE

使用前にはしっかり撹拌する

沈殿したサーフェイサーを使用前に撹拌する様子
沈殿した成分を使用前にしっかり混ぜます。

サーフェイサーは保存中に沈殿するため、使用前の撹拌が欠かせません。

保存容器へGSIクレオス Mr.攪拌用メタルボール GT73を入れ、底に沈んだ成分が均一になるまで混ぜています。撹拌後も粘度を見てからエアブラシへ入れます。

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08

AIRBRUSH SETTING

実際のエアブラシ設定

NOZZLE
0.3mm
AIR PRESSURE
約0.1MPa
DILUTION
Mr.サーフェイサー1200を1:1程度
DISTANCE
パーツから約10〜15cmを基準
サーフェイサー吹き付け中に約0.1MPaを示す圧力計
吹いている最中に約0.1MPaを示す圧力計。
SETTING

この設定が唯一の正解ではありません。1:1程度に希釈したMr.サーフェイサー1200を、私の環境で実際に使用している設定例です。

エアブラシでプラスチックスプーンへサーフェイサーを吹いている様子
01薄く吹く一度で完全に隠そうとしない
02状態を見る距離と霧の細かさを確認
03必要な分だけ重ねる厚塗りを避けて均一にする
09

BEFORE / JUST AFTER / DRY

実際に吹いて状態を比較する

BEFORE01
サーフェイサー塗装前のプラスチックスプーン
塗装前の成形色と表面。
JUST AFTER02
サーフェイサー塗装直後のプラスチックスプーン
濡れてツヤがある吹き付け直後。
DRY03
サーフェイサー乾燥後のプラスチックスプーン
乾燥後に隠ぺいと表面を判定。
10

PASS / RETURN

乾燥後に確認しているポイント

SURFACER COMPLETE

サーフェイサー完了の目安

  • 成形色がサーフェイサーの色でしっかり隠れている
  • 表面に大きな傷や凹凸が残っていない
  • 問題があれば、そのまま基本塗装へ進まない
  • 下処理をやり直し、必要なら吹き直す
RETURN

色を付けるだけではなく、
表面状態を確認する工程。

サーフェイサーで見つかった傷や凹凸を基本塗装で隠そうとせず、ここで一度戻ることが仕上がりにつながります。

11

TROUBLESHOOTING

うまく吹けないときに確認すること

濃すぎる

霧が粗い、滑らかに吹きにくいときは濃度を確認し、必要に応じて薄め液を少量ずつ追加します。

薄すぎる

隠ぺいしづらい、表面で流れやすいときは希釈状態を確認します。

吹きすぎ

一度で完全に隠そうとせず、状態を見ながら薄く数回に分けます。

エア圧

今回の実例は約0.1MPaです。霧化や吹きやすさを見て使用環境に合わせて調整します。

12 / SUMMARY

今回の基準を
作業前に再確認。

SURFACERMr.サーフェイサー1200
DILUTION1:1を基準
THINNERラピッドうすめ液
NOZZLE0.3mm
AIR PRESSURE約0.1MPa
STORAGEフタ付き容器
BEFORE USE粘度確認+撹拌
AFTER DRYING隠ぺい+傷・凹凸確認

数字を基準にしながら、最後は粘度と乾燥後の表面で判断します。

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