BOTTLED SURFACER / DILUTION / STORAGE
瓶サーフェイサー
の薄め方
希釈率・実際の粘度・保存方法・エアブラシ設定を、普段のMG制作で使っている実測値と写真で解説します。
瓶タイプは原液のままではなく、エアブラシで使える濃度へ希釈します。私は毎回少量ずつ調合するのではなく、Mr.サーフェイサー1200とラピッドうすめ液を1:1で調整し、フタ付き容器へ保存しています。
本記事の数値はHossの普段の制作環境における基準です。唯一の正解としてではなく、調整の出発点としてご覧ください。
WHY BOTTLED TYPE
なぜ瓶タイプのサーフェイサーを使うのか
エアブラシで吹ける
必要な量を薄く重ねやすく、MGの大きなパーツから細部まで吹き付け量を調整できます。
希釈を調整できる
1:1を基準に、気温や保存状態、サーフェイサーの状態に合わせて微調整できます。
必要量を保存できる
あらかじめ希釈しておけば、作業のたびに同じ濃度を作り直す手間を減らせます。
MR. SURFACER 1200
使用しているサーフェイサー

普段のMG制作では、GSIクレオス Mr.サーフェイサー1200を基準に使っています。
細かな番手比較ではなく、この記事では実際に使っている1200を、どう希釈してどう吹くかに絞ります。
ADVERTISEMENT / 実際に使用している商品
03 / STANDARD RATIO
SURFACER 1
: THINNER 1
HOSS
STANDARD
- SURFACER
- GSIクレオス Mr.サーフェイサー1200
- THINNER
- Mr.カラー ラピッドうすめ液
- RATIO
- 1:1を基準
必ず1:1でなければならないという意味ではありません。気温、保存状態、原液の状態を見て微調整します。
VISCOSITY CHECK
数字だけでは分かりにくいので粘度を見る
希釈済みサーフェイサーを調合皿に入れ、皿を傾けたときの流動性です。数値と実際の粘度を一緒に確認してください。
RAPID THINNER
使用している薄め液

使用しているのは、GSIクレオス Mr.カラー ラピッドうすめ液です。
この記事では薄め液の比較には広げず、Mr.サーフェイサー1200を普段どの製品で希釈しているかを明示します。
ADVERTISEMENT / 実際に使用している商品
STOCK & STORAGE
希釈したサーフェイサーをストックする
100円ショップで購入した口の広いフタ付き容器へ保存。
あらかじめ希釈しておくことで、毎回調合する必要がありません。
- 使用前に濃度と沈殿状態を確認する
- 体感では半年程度で少し濃くなったと感じることがある
- 必要なら薄め液を追加して再調整する
「半年保存できます」という保証ではありません。溶剤が少しずつ減った可能性も含め、筆者の実使用時に感じた変化です。
STIR BEFORE USE
使用前にはしっかり撹拌する

サーフェイサーは保存中に沈殿するため、使用前の撹拌が欠かせません。
保存容器へGSIクレオス Mr.攪拌用メタルボール GT73を入れ、底に沈んだ成分が均一になるまで混ぜています。撹拌後も粘度を見てからエアブラシへ入れます。
ADVERTISEMENT / 実際に使用している商品
AIRBRUSH SETTING
実際のエアブラシ設定
- NOZZLE
- 0.3mm
- AIR PRESSURE
- 約0.1MPa
- DILUTION
- Mr.サーフェイサー1200を1:1程度
- DISTANCE
- パーツから約10〜15cmを基準

この設定が唯一の正解ではありません。1:1程度に希釈したMr.サーフェイサー1200を、私の環境で実際に使用している設定例です。

BEFORE / JUST AFTER / DRY
実際に吹いて状態を比較する



PASS / RETURN
乾燥後に確認しているポイント
SURFACER COMPLETE
サーフェイサー完了の目安
- 成形色がサーフェイサーの色でしっかり隠れている
- 表面に大きな傷や凹凸が残っていない
- 問題があれば、そのまま基本塗装へ進まない
- 下処理をやり直し、必要なら吹き直す
色を付けるだけではなく、
表面状態を確認する工程。
サーフェイサーで見つかった傷や凹凸を基本塗装で隠そうとせず、ここで一度戻ることが仕上がりにつながります。
TROUBLESHOOTING
うまく吹けないときに確認すること
濃すぎる
霧が粗い、滑らかに吹きにくいときは濃度を確認し、必要に応じて薄め液を少量ずつ追加します。
薄すぎる
隠ぺいしづらい、表面で流れやすいときは希釈状態を確認します。
吹きすぎ
一度で完全に隠そうとせず、状態を見ながら薄く数回に分けます。
エア圧
今回の実例は約0.1MPaです。霧化や吹きやすさを見て使用環境に合わせて調整します。
12 / SUMMARY
今回の基準を
作業前に再確認。
数字を基準にしながら、最後は粘度と乾燥後の表面で判断します。
NEXT STEP / LEARNING PATH