MGトールギスⅡ 全塗装レビュー|Ⅰと並べるために仕上げた一機

MGトールギスⅡとは?(プレバン限定キット)

トールギスIIは、
新機動戦記ガンダムWに登場するトールギスの改修機であり、作中ではより洗練された印象を持つ機体として描かれています。

MG(マスターグレード)版は一般店頭販売ではなく、
プレミアムバンダイ限定での受注販売キット。
そのため町の模型店で見かけることはなく、入手機会は受注タイミングに左右されます。

キット内容は基本的にMGトールギスⅠをベースとしつつ、
外装やカラーリングの変更によってⅡとしての特徴が再現されています。
言ってしまえば“色替え+一部パーツ変更”のバリエーション機ですが、
実際に組み、塗装してみるとその印象は単なる色違いでは終わりません。

本作は、以前制作したトールギスⅠと並べることを前提に、
工程や仕上げ方をほぼ統一して全塗装しました。

単体での完成度はもちろんですが、
「並べた時にどう見えるか」——そこまで含めて評価したい一機です。

全塗装・立ち上げ塗装での仕上げ

今回の**トールギスII**は、以前制作したトールギスⅠと並べることを前提に、工程をほぼ統一した全塗装で仕上げています。

単体で映えることよりも、二機を並べたときに自然につながるトーンと陰影を重視しました。

下地にはクレオスのサーフェイサー1000(グレー)を使用。

その上から立ち上げ塗装で陰影を作り、コントラストをコントロールしています。

ホワイトの立ち上げ表現

ホワイトのベースはクールホワイト。

部分的にクレオスの灰色9号を使用し、明度差によって面の情報量を加えています。

灰色9号は白に非常に近いグレーのため、つや消しクリアでコートした現在の状態では写真では違いが分かりにくいかもしれません。

しかし、あえて強い陰影を付けず、さりげない立体感に留めることで、ブルーとのバランスを保ちました。

Ⅱはブルーの面積が広いため、ホワイトまで強調しすぎると全体が騒がしくなります。

そのため、陰影は“効かせすぎない”方向で仕上げています。

ブルーの発色とコントラスト

ブルーはやや軽めのライトブルーをメインに使用。

重くなりすぎない色味をベースにしつつ、部分的にコバルトブルーで塗り分けています。

単色では間延びしやすい箇所に変化を付けながらも、Ⅰと並べた際にトーンが揃うよう発色を調整しました。

立ち上げ塗装との相性を意識し、陰影が自然に乗るようバランスを取っています。

ゴールド部の処理

装飾部はあえてゴールドを使用せず、黄橙色で表現しました。

強いメタリックの反射に頼るのではなく、立ち上げ塗装による陰影で見せる方向を選択。

結果として、主張しすぎない落ち着いた印象にまとまっています。

Ⅱの持つ騎士的な雰囲気を保ちつつ、全体のトーンから浮かない仕上がりを意識しました。

スミ入れ・最終調整

筋彫りはタミヤのスジ彫り塗料を使用し、情報量を整理する程度に留めています。

コントラストを強く出すのではなく、全体のバランスを整える方向です。

さらにアクセントとして、要所にタミヤエナメルのレッドを使用。

小面積ながら色味に変化を与えることで、機体の密度感を高めました。

最終的にはつや消しクリアでコートし、質感を統一。

派手さよりも統一感を重視した、Ⅰと並べて完成する仕上げを目指しました。

各部ディテールレビュー(完成写真中心)

H3:頭部

H3:胸部・バーニア

H3:シールド

H3:バックパック

MGトールギスⅠとの比較

今回の**トールギスIIは、以前制作したトールギス(Ⅰ)**と並べることを前提に仕上げました。
そのため、基本的な塗装工程や立ち上げの強さはほぼ統一しています。

同じ手法で仕上げたからこそ、両機の“素の違い”が見えてきました。

配色による印象の違い

Ⅰはホワイト主体のシンプルな構成。
無骨で実験機らしいストイックさがあります。

一方Ⅱはブルーが加わることで、完成された印象へと変化。
どこか騎士のような気品を感じさせます。

同じ立ち上げ塗装でも、
Ⅰは陰影がそのまま重厚感に直結し、
Ⅱは配色によって軽快さが加わる。

色の持つ力の違いを強く感じました。

外装の違いと存在感

キット構成自体はⅠベースですが、
頭部形状やカラーリングの変化により印象は大きく異なります。

特に並べた際に感じるのは“完成度の方向性”。

Ⅰは試作機としての荒々しさ。
Ⅱはそれを昇華した改修機の完成度。

優劣というより、立ち位置の違いです。

立ち上げ塗装との相性

同じ立ち上げ塗装でも、
Ⅰは陰影がダイレクトに効くため力強く見える傾向があります。

Ⅱはブルーとのコントラストを考慮し、ホワイトの陰影を抑えめに設定。
その結果、落ち着いた印象にまとまりました。

写真では大きな差に見えないかもしれませんが、
実際に並べるとトーンの統一感がありつつ、個性はしっかり分かれています。

本音レビュー

正直に言えば、甲乙はつけがたいというのが本音です。

制作工程を揃えたことで、純粋に“機体デザインの違い”が前面に出ました。
どちらが優れているというより、どちらを好むか。

個人的にはⅠの無骨さに惹かれる部分もありますが、
Ⅱの完成されたバランスも非常に魅力的です。

二機並べてこそ価値が際立つ。
今回の制作でそれを改めて実感しました。

まとめ|プレバン限定キットとしての価値

**トールギスII(MG)**は、
**プレミアムバンダイ**限定という販売形態もあり、特別感のあるキットです。

とはいえ、内容はトールギスⅠをベースとしたバリエーション機。
構造的な大きな変化があるわけではありません。

では、価値はどこにあるのか。

それは「並べたときの完成度」にあると感じました。

Ⅰと工程を揃え、立ち上げ塗装で統一感を持たせることで、
両機の違いがより明確になります。

Ⅰの無骨さ。
Ⅱの完成された印象。

単体では見えにくい魅力が、二機並べることで立体的に浮かび上がります。

プレバン限定という希少性だけで語るキットではありません。
Ⅰを所有しているなら、Ⅱを加えることで世界観が広がる。
逆に単体購入であれば、「青をどう仕上げるか」が満足度を大きく左右するでしょう。

今回の制作では、派手さよりもバランスを重視しました。
結果として、ⅠとⅡが自然につながる仕上がりになったと思います。

シリーズとして完成させる楽しさ。
それこそが、MGトールギスⅡの価値ではないでしょうか。

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