【全塗装完成】1/100 RX-78F00 ガンダム制作記|横浜ガンダムを実作業目線でレビュー

最近、約1年半ぶりとなる制作キットの更新です。
ブログは少しお休みしていましたが、その間もガンプラ制作自体はコツコツ続けていました。

今回紹介するのは、数年前に横浜を訪れた際に購入した「1/100 RX-78F00 ガンダム」。
実はこのF00のデザインには、カトキハジメ氏も深く関わっています。

Ver.Kaが「20世紀におけるカトキ氏の答え」だとすれば、
F00は「21世紀に“実物として成立させる”ためのカトキ氏の答え」とも言える存在。
同じRX-78系でありながら、思想の違いを感じられる非常に興味深い機体です。

今回は、そんなRX-78F00を実際の制作目線で全塗装完成まで紹介していきます。
① キット概要・制作コンセプト

1/100 RX-78F00 ガンダムは、横浜・山下ふ頭で開催されていた「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA(GFY)」の目玉でもあった“動く実物大ガンダム”を、1/100スケールで再現した特別なガンプラです。

一般的なMG(マスターグレード)とは設計思想が異なり、実物の「動くガンダム」の構造や挙動、独自のデザインラインを再現することに重点が置かれています。

今回の制作では大きな改造は行わず、基本工作としてのゲート処理を行ったうえで、全塗装とスミ入れによる仕上げで制作しました。

② 仮組み時の印象

■ 仮組み時の印象

組み立て難易度は比較的やさしく、感覚としては「HGをそのまま1/100サイズにしたような軽快さ」があります。
パーツ分割はシンプルでテンポよく組み進めることができました。

本キットにはコアブロックシステムは採用されておらず、その分プロポーション重視の設計になっています。
脚部はやや長めのバランスですが、実際に組んでみると非常にスタイリッシュで、現代的なRX-78といった印象です。

MGのような内部フレーム主体ではなく、外装中心の構成なので久しぶりにガンプラを作る方でも安心して組める内容です。

■ キットの特徴

・完全新規金型
 通常のRX-78-2とは異なり、F00特有の細身シルエットとパネルラインの多い外装を精密に再現。

・密度感のあるディテール
 全身に細かいモールドが入っており、スミ入れだけでも情報量の多い仕上がりになります。

・専用台座が付属
 GFYの格納庫をイメージしたオリジナル台座が付属。武装のマウントにも対応しています。

③ 全塗装レシピ・仕上げ内容

今回は設定色をそのまま再現するのではなく、全体の雰囲気を保ちながら少し印象を変える方向で塗装しました。あえて設定通りの配色にこだわらず、自分の好みや完成後の見栄えを意識して、既製品の塗料を選択しています。

色の調合は行わず、市販カラーのみで仕上げているため、再現性が高く「同じように作りたい」という方にも取り入れやすい塗装内容になっています。
混色が苦手な方や、久しぶりにガンプラ制作を再開する方でも取り組みやすい工程です。

仕上げとしてスミ入れ塗料を使用し、全身に入った細かなモールドを強調。
密度感のあるディテールを活かしつつ、情報量の多い仕上がりを目指しました。

使用塗料

今回の塗装は以前買った在庫塗料の中から選んでエアブラシで吹き付け塗装をしています。多少マスキング等でで塗分けをしていますが缶スプレーでも再現可能なソリッド塗装をしています。
プラカラーでの塗装終了後にタミヤのスミ入れ塗料でモールドを塗装。
最後にトップコートで仕上げて完了です。

GSIクレオス ガンダムカラー RX-78レッド

GSIクレオス Mr.カラー ブルー (青) 光沢

GSIクレオス Mr.カラーGX クールホワイト 18ml 模型用塗料 GX1

GSI クレオス Mr.カラー イエロー (黄) 光沢

GSI クレオスMr.カラー 飛行機模型用カラー ダークグレーFS36176 半光沢

タミヤ メイクアップ材シリーズ No.131 スミ入れ塗料(ブラック) 40ml 

GSI クレオス Mr.トップコート 水性トップコート スプレー つや消し

④ 完成写真・各部ディテール

⑤ 他キットとの比較

ヨコハマガンダム(RX-78F00)と、カトキハジメ氏デザインの「Ver.Ka」は、どちらも1/100スケールですが、「実物大立像の再現」か「デザイナー独自の美学」かという、コンセプトの出発点が全く異なります。

主な違いを4つのポイントにまとめました。


1. デザインコンセプトとスタイル

  • 1/100 RX-78F00(ヨコハマ)
    • 「動く実物大ガンダム」の忠実な再現です。
    • 特徴: メンテナンス性を考慮したような細かいパネルライン、細身で少し「重機」を感じさせるメカニカルな造形。実際の立像の「歩行ギミック」を意識した独特の関節形状をしています。
  • MG RX-78-2 Ver.Ka
    • カトキハジメ氏によるスタイリッシュなリデザインです。
    • 特徴: センチネル風の直線的でマッシブなプロポーション。黄色い首周り(襟の形状)や、シールドに十字マークがない、全身に配置された細かなマーキングなど、「アニメとは違うリアリティ」を追求した美学が反映されています。

2. 内部構造(フレーム)の有無

  • 1/100 RX-78F00
    • 実は「MG(マスターグレード)」ブランドではなく、簡易的な1/100キット(RE/100に近い仕様)です。
    • 内部フレームはほぼ無く、組み立てやすさを優先しています。その分、パーツ数は控えめですが、表面のディテール密度は非常に高いです。
  • MG Ver.Ka
    • フルフレーム構造を持つ本格的なMGです。
    • 内部に骨格があり、その上に装甲を被せていく構造です。また、コア・ファイターの変形・合体ギミックも搭載されています(F00にはありません)。

3. 可動範囲とギミック

2002年発売のキットということもあり、近年のMGに比べると可動域はやや控えめですが、劇中のアクションよりも「立ち姿の美しさ」を重視した設計です。

1/100 RX-78F00

横浜の立像が披露した「歩行ポーズ」や「指差しポーズ」を再現することに特化しています。専用のディスプレイベースが付属し、立像らしいポージングが決まります。

MG Ver.Ka

2002年発売のキットということもあり、近年のMGに比べると可動域はやや控えめですが、劇中のアクションよりも「立ち姿の美しさ」を重視した設計です。

MG RX-78-2ガンダム Ver.Ka 作成 スタンダードなカラーを立上げ塗装とウェザリング

⑥ まとめ|こんな人におすすめ

1/100 RX-78F00 ガンダムは、こんな人におすすめ!

「横浜の動くガンダム」を1/100スケールで再現したこのキットは、MG(マスターグレード)とは一線を画す、非常にユニークな作りやすさが魅力です。具体的には、以下のような方にぴったりの内容になっています。

1. 「HG(ハイグレード)」からのステップアップをしたい方

「1/100スケールに挑戦したいけれど、MGの複雑な内部フレームやパーツの多さは少しハードルが高い…」と感じている方に最適です。

  • 構造がシンプル: MGのような緻密な骨格(内部構造)がないため、パーツ構成がスッキリしています。
  • サクサク組める: 普段HGをメインで作っている方なら、戸惑うことなくスピーディーに完成させられます。

2. 親子でガンプラを楽しみたい方

パーツ一つひとつが程よい大きさで、組み立ての難易度が低いため、お子様の「大きなガンダム」デビューにもおすすめです。

  • 複雑なデカール貼り作業に追われることもなく、パチパチと組み上げる楽しさをダイレクトに味わえます。

3. 「横浜の感動」を手軽に持ち帰りたい方

塗装をしなくても、成型色とシールだけで十分に実物大立像のメカニカルな雰囲気が再現されます。

  • 最大の特典: 横浜の「ガンダムファクトリー」を象徴する専用のドック型台座が付属します。これがあるだけで、リビングが瞬時に横浜の会場に早変わりします。

4. 忙しいけれど、存在感のあるガンダムを飾りたい方

「時間はあまり取れない、でも1/144より迫力のあるモデルが欲しい」というタイパ(タイムパフォーマンス)重視の方にも嬉しい設計です。

  • デカール地獄に悩まされることなく、完成後の達成感と展示映えを短時間で手に入れることができます。

まとめ 1/100 RX-78F00は、**「MGの見た目、HGの作りやすさ」**をいいとこ取りしたような、非常にフレンドリーなキットです。横浜の思い出を形にしたい方はもちろん、気軽に1/100スケールを楽しみたいすべての人におすすめできる一株です。

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