01|基本講座 · HOSS GUNPLA LABORATORY
ガンプラ制作で実際に使っている道具|初心者向け基本工具と選び方
このページでは、僕が普段のガンプラ制作で実際に使っている工具を、制作工程と合わせて紹介します。新しい道具が出るたびに買い替えるのではなく、使いやすいと感じたものを長く使っています。
最初からすべてそろえる必要はありません。
まず一体作ってみて、「もう少しきれいにしたい」「この作業をやりやすくしたい」と感じたときに、必要な道具を追加していけば十分です。
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パーツを切り出す
ランナーからパーツを切り出すところから制作が始まります。ニッパーだけですべてを仕上げようとせず、必要な部分をヤスリで整える工程まで含めて考えています。
タミヤ 先細薄刃ニッパー 74123
僕が普段使用しているニッパーです。長く使い続けている基本工具のひとつで、ランナーからの切り出しや、外装のゲートを小さく切り残す作業に使っています。
切り出す → 必要なら二度切り → 目立つゲート跡を整えるという流れが基本です。すべてのパーツに二度切りをするのではなく、完成後に見える場所や仕上げ方に合わせて処理を選びます。

子ども用|ミネシマ プラニッパー D-3A
子どもがガンプラ制作で使用しているニッパーです。僕のタミヤとの優劣を比べるためではなく、親子それぞれの制作環境の一例として紹介します。
最初から高価な工具をそろえることより、まず一体を完成させることを大切にしています。子どもと一緒に作る場合も、作業に慣れながら必要な道具を考えていけばよいと思います。
ゲート跡や表面を整える
ヤスリは番手だけで選ぶのではなく、平面なのか、曲面なのか、どこまで処理したいのかで使い分けています。ゲート跡・ヒケ・パーティングラインも、完成後に目立つ場所や仕上がりに影響する場所を優先します。

WAVE ヤスリスティック HARD-2 #600
平面やエッジを意識して、ゲート跡や形状を整えたいときに使用します。硬い当て面を生かして、面を不用意に丸めないように作業しています。
使用している商品はHARD-2 細型 #600 HT-667です。
WAVE ヤスリスティック SOFT-2 #800
#600で処理した部分をさらに整えたい場合などに使用します。パーツの形や仕上げたい状態に合わせて使うので、全パーツを必ず「600 → 800」の順で処理しているわけではありません。
使用している商品はSOFT-2 細型 #800 HT-648です。
3M スポンジ研磨材 5083
曲面や丸みのあるパーツなど、形状へ追従させながら整えたい場所で使っています。WAVEのスティックとどちらが優れているかではなく、作業する形に応じて選びます。
平面・エッジを意識する場合はWAVE。
曲面・丸みへ追従させたい場合は3M。
これは僕の使い分けの一例です。
5083は#320–600相当の商品です。番手の数字だけで他のヤスリと同じ仕上がりになると考えず、削れ方を確認しながら使います。
関連記事ガンプラの下処理|ゲート・ヒケ・パーティングラインをどこまで処理する? →工具を何に使うかが分かったら、次は「どこまで処理するか」を確認。二度切りやヒケの考え方を制作写真で紹介します。DRY FITしたパーツを分解する
WAVE パーツオープナー HT196
塗装前のDRY FITで一度組み立てたパーツを、再び分解するときに使用しています。子どもが組み立て中にパーツを間違えてはめてしまったときにも役立っています。
力任せにこじ開けるのではなく、少しずつ隙間を広げ、分解時の負担を減らすための工具として使います。薄い部分や細い接続部には無理な力をかけず、外れないときは接続の向きを確認します。
DRY FITでは、あとでどう分解するかまで考える。
塗装のために再分解するなら、組む段階で接続や外し方も確認しておくと作業しやすくなります。
エアブラシで塗装する
ここからは、僕が現在使用している塗装環境です。ハンドピース単体ではなく、空気を送る機材と、塗料ミストを排出する作業環境を合わせて考えています。
現在の塗装システム
空気の流れ:L5 → WAVEレギュレーター → エアブラシ
そのエアブラシで、タミヤの塗装ブースに向けて塗装しています。
タミヤ HG エアーブラシIII スーパーファイン 74545
普段のガンプラ塗装に使用しているハンドピースです。ノズル口径は0.2mm。自分の塗装方法や使い慣れた機材を基本に、塗料の希釈や吹き方を調整しています。
0.2mmがガンプラ塗装の唯一の正解という意味ではありません。僕が実際に使用している一例として見てもらえればと思います。
GSIクレオス Mr.リニアコンプレッサー L5 PS251
長く使い続けているコンプレッサーです。僕の環境では、L5から送られた空気をWAVEのHGエアレギュレーター2で調整し、タミヤのHG エアーブラシIIIへ送っています。
紹介している商品はL5本体のPS251です。
WAVE HGエアレギュレーター2 HT029
L5とエアブラシの間に入れ、使用する塗料や希釈、吹きたい範囲などに合わせてエア圧を調整しています。
約0.1MPaは、僕の基本設定の一例です。
常に固定しているわけではなく、塗料や塗装方法に合わせて調整しています。
タミヤ ペインティングブースII ツインファン 74534
現在使用している塗装ブースです。エアブラシ塗装では塗料ミストが発生するため、塗装ブースを使用し、換気を行いながら作業しています。使用する塗料の注意事項も確認してください。
塗装ブースだけで有害物質を完全に除去できる、というものではありません。
現在の塗装環境
普段の制作では、次の4つを組み合わせて使用しています。同じ機材をそろえることが正解というわけではなく、僕が長く使っている環境の一例です。
- エアブラシ
- タミヤ HG エアーブラシIII スーパーファイン 74545/0.2mm
- コンプレッサー
- GSIクレオス Mr.リニアコンプレッサー L5 PS251
- レギュレーター
- WAVE HGエアレギュレーター2 HT029
- 塗装ブース
- タミヤ ペインティングブースII ツインファン 74534
この工具を使った制作例
ここまで紹介した工具は、この記事を書くために集めたものではなく、普段の制作で使っているものです。工具単体では分かりにくい「どの工程で使うのか」は、制作記事と合わせて見てもらうと分かりやすいと思います。
MG ウイングガンダムゼロ EW Ver.Ka
WingのDRY FITでは、パーツの切り出し、必要なゲート跡の処理、一度組み立てて確認する作業を進めています。塗装のために再び分解することも考えながら、必要な場所を優先して処理しています。
関連記事Wingの写真で見る、ガンプラの下処理 →現在公開中の基本講座で、外装の二度切りやヤスリ処理を確認できます。MG クロスボーンガンダムX1
クロスボーンX1をはじめ、これまでの制作でも今回紹介した工具を使用しています。切る、整える、組む、塗装するという工程が、完成作品へどうつながるかを制作記事で紹介しています。

工具の使い方は基本講座へ
このページでは「何を使っているか」を中心に紹介しました。工具の使い方や各工程について詳しく知りたいときは、基本講座や塗装の記事へ進んでください。
関連記事ゲート・ヒケ・パーティングラインを処理する →二度切りは必要? ヒケは全部消す? 完成後に見える場所を優先する下処理の考え方。関連記事瓶サーフェイサーの薄め方 →希釈率・エアブラシ設定・保存方法を、実際の制作条件と合わせて紹介。関連記事エアブラシ塗装の基本 →希釈・エア圧・距離・吹き方・洗浄など、実際の塗装環境で確かめた基本。最初から全部そろえなくても大丈夫
ここまで紹介すると、「これだけ用意しないと作れないのか」と思うかもしれません。最初からすべてそろえる必要はありません。
- まずニッパーで、一体作ってみる。
- ゲート跡をきれいにしたくなったら、ヤスリを追加する。
- DRY FIT後の分解や塗装をするようになったら、必要な工具を追加する。
- エアブラシ塗装を始める場合は、コンプレッサーや換気を含む環境全体を考える。
僕も同じ工具を長く使っています
使ってみて「これなら安定して作業できる」と感じた工具は、長く使っています。大切なのは数をそろえることより、何のために使う工具なのかを理解することだと思います。
工具はガンプラを完成させるための手段です。自分の制作方法が広がるのに合わせて、少しずつ道具も増やしていけば十分です。
まとめ|必要なものを選ぶ
- 切り出す
- タミヤ 先細薄刃ニッパー 74123
ミネシマ プラニッパー D-3A - 整える
- WAVE ヤスリスティック HARD-2 #600 HT-667
WAVE ヤスリスティック SOFT-2 #800 HT-648
3M スポンジ研磨材 5083 - DRY FIT・分解
- WAVE パーツオープナー HT196
- エアブラシ塗装
- タミヤ HG エアーブラシIII スーパーファイン 74545
GSIクレオス Mr.リニアコンプレッサー L5 PS251
WAVE HGエアレギュレーター2 HT029
タミヤ ペインティングブースII ツインファン 74534
まず作ってみる。そして、必要を感じた道具を追加する。
その繰り返しで、自分に合う制作環境が少しずつできていきます。
このページも、実際に使う工具が変わったり、長く使える道具が増えたりしたときに更新していきます。










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