FULL MECHANICS フォビドゥンガンダムを仮組|肉抜き埋め・ホース加工と塗装前の下処理

HOSS GUNPLA LAB / BUILD RECORD

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GUNDAM

FM フォビドゥン
ガンダムを仮組

肉抜き埋め・ホース加工と塗装前の下処理

「禁断」の名を持つ機体を、塗装前に。
大型装備の構造と、組みながら行った工作を記録します。

大鎌ニーズヘグを構えたフォビドゥンガンダムの仮組
大鎌ニーズヘグを構えたフォビドゥンガンダムの仮組
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  1. 今回の仮組で確認したこと
  2. 「禁断」の名を持つフォビドゥン
  3. ランナー整理とアンダーゲートへの感想
  4. ヒケとパーティングラインを整える
  5. 通しにくいホースは、先端と穴の裏側を工夫
  6. 光硬化パテで大型アンテナ裏側の肉抜き埋め
  7. シールド側の肉抜き埋めと、消えたモールドの補い方
  8. 塗装前に既存モールドを彫り直す
  9. バックパックを外して、本体の姿を確認
  10. 大型バックパックとニーズヘグ
  11. FM フォビドゥンガンダム、仮組完了
  12. 次の塗装に向けて

01|今回の仮組で確認したこと

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今回は、FULL MECHANICS 1/100 フォビドゥンガンダムを塗装前提で仮組しました。普段のMG制作に続き、今回はFMの大型装備や独特の構造を見ながら下処理を進めています。

基本的なゲート処理や分解用のスナップフィット加工を一から説明するよりも、今回はこのキットを組んで気づいたことを中心に記録しました。通しにくかったホースへの対策、肉抜き埋め、既存モールドの彫り直しなどを紹介します。

全部を処理することが目的ではありません。
気になる場所や、塗装後の仕上がりに影響する場所を選んで手をかける。今回も、自分の完成させたい姿に合わせて進めています。

仮組や分解対策の基本は、仮組(Dry Fit)の基本講座とWingの仮組記事にまとめています。

02|「禁断」の名を持つフォビドゥン

フォビドゥンは『機動戦士ガンダムSEED』に登場する機体。名前のForbiddenは「禁じられた」「禁断の」という意味で、この響きがなんとなくかっこいいんですよね。大きな鎌と独特の背面装備も、その名前によく似合っています。

組み立て説明書では、ビームの軌道を曲げる特殊な装備を持ち、通常形態の白兵戦と、高速強襲形態での突撃を使い分ける機体として紹介されています。カラミティ、レイダーとともに運用される中で、切り込みや攪乱を担ったという設定です。

キット:FULL MECHANICS 1/100 フォビドゥンガンダム
登場作品:機動戦士ガンダムSEED
初回発売日:2023年8月11日
メーカー公式掲載価格:6,380円(税込)
主な付属品:ニーズヘグ、アクションベースジョイント、ワニスチューブ2本、シール2種

商品情報はBANDAI SPIRITS公式商品ページを参照。価格は公式掲載額で、実売価格とは異なります。機体設定は付属説明書を要約しています。

今回制作するFULL MECHANICS 1/100 フォビドゥンガンダム
今回制作するFULL MECHANICS 1/100 フォビドゥンガンダム

03|ランナー整理とアンダーゲートへの感想

作業前にランナーへラベルを付け、目的のランナーを探しやすくしておきます。基本の作業環境はWingのときと同じ考え方です。

今回、気になったのがアンダーゲート。メッキやスペシャルコーティングのキットなら、見える面のコーティングを傷めにくい恩恵があります。一方、今回はこの後にヒケなどを処理して塗装する予定なので、僕の作り方ではその利点をあまり感じませんでした。

普通のゲートなら、塗装前提で一度切りにしたい場所もあります。ただ、アンダーゲートではランナーから切り離した後に裏側のゲートを落とす作業が必要になり、どうしても二段階になります。

こういう位置にもアンダーゲートがあると、「今後、スペシャルコーティングのようなバージョンも出るのかな」と想像してしまいます。もちろん、これは組んでいて感じた個人的な想像で、発売予定を示すものではありません。

04|ヒケとパーティングラインを整える

パーティングラインは鉄ヤスリで削り、スティックヤスリの#600で整えました。処理前のパーツと並べると、ラインが消えた状態を比較できます。

赤いパーツにある処理前のパーティングライン
赤いパーツにある処理前のパーティングライン

ヒケは軽くヤスリを掛けると、削れた周囲と凹んで残った部分の違いが見えてきます。まず位置を確認し、必要な部分を削って整えました。

手前はヒケ除去後、奥は軽く削ってヒケを強調した状態
手前はヒケ除去後、奥は軽く削ってヒケを強調した状態

裏側の構造と見比べる写真も残しました。表だけでは分かりにくい凹みも、裏側と合わせて観察すると発生位置を考える手がかりになります。完成後に気になる場所を優先して進めています。

処理する範囲の考え方は、ゲート・ヒケ・パーティングラインをどこまで処理するかでも紹介しています。

05|通しにくいホースは、先端と穴の裏側を工夫

付属ホースをパーツへ通す作業では、穴径がホースとほぼ同じで、差し込むのが難しく感じました。編み込みで作られたホースなので、作業中に先端がほどけるのも避けたいところです。

付属ホースと通し穴の太さを比較
付属ホースと通し穴の太さを比較

そこで今回は、先端に流し込みタイプのMr.セメントSを染み込ませ、ほつれを抑える工夫をしました。これは今回実際に行った方法として記録しています。

さらに、直径約5mmのドリルで、パーツ裏側の穴の入口を広げました。5mmはドリルの直径です。表側まで大きな穴を貫通させるのではなく、裏側だけを広げ、ホースを差し込みやすくしています。

シールドアームと取り付けたホース
シールドアームと取り付けたホース

組み立て後は、ホースと可動アームが加わったことで装備のつながりが見える姿になりました。

06|光硬化パテで大型アンテナ裏側の肉抜き埋め

バックパック上部の大型アンテナには、裏側に肉抜きがあります。今回はここをタミヤの光硬化パテで埋めてみました。

肉抜きへパテを盛り、光を当てて硬化させた後、余分な部分を削って形を整えています。以下は今回使った材料と作業の記録です。

鉄ヤスリでアンテナ裏側のパテを整形
鉄ヤスリでアンテナ裏側のパテを整形
パテを削って整えたアンテナ裏側
パテを削って整えたアンテナ裏側

塗装前の段階で肉抜きを埋め、裏側の面を整えました。最終的な表面の状態は、この後のサーフェイサーでも確認していきます。

今回、アンテナ裏側の肉抜き埋めに使用したタミヤの光硬化パテです。

07|シールド側の肉抜き埋めと、消えたモールドの補い方

バックパックのシールド側のパーツにも肉抜きがあったので、こちらも埋めました。最初にランナータグから小片を切り出し、穴の中へ入れて空間を減らしておきます。

その後にパテで埋めて削っていったところ、もともと入っていたモールドがヤスリ掛けで消えてしまいました。そこで、市販のプラスチック製ディテールアップパーツで補うことにしました。

元の形を完全に彫り直すのではなく、別のディテールを加えてごまかす作戦です。こういう方向転換も、実際に作っていると出てきますね。

削って消えたモールドを補うために使用した、コトブキヤの角モールドです。

08|塗装前に既存モールドを彫り直す

既存のモールドを彫り直す作業も行いました。新しいラインを追加する工作ではなく、もともとの溝を生かして整える工程です。

モールドの彫り直しに使用する工具
モールドの彫り直しに使用する工具

溝に刃先を当てている場面と、細い先端の工具を使う工程を写真に残しています。

既存モールドの彫り直しに使用した、スジ彫り用タガネのセットです。

09|バックパックを外して、本体の姿を確認

大型装備を外した本体も撮影しました。装備に隠れる背面や、上半身・脚部の形状をそれぞれ確認できます。背面装備を付けた姿とは、シルエットの違いも見どころです。

脚部のディテール
脚部のディテール

装備を付けると見えにくくなる場所にも、細かなモールドが入っています。背面や腰周辺、装甲の裏側は、組み立てながらじっくり見ておきたい部分です。

装甲の裏側にも作り込まれたモールド
装甲の裏側にも作り込まれたモールド

脛アーマーの裏側にもモールドがあります。完成後はほとんど見えませんが、アーマーを開いてみると、こうした部分まで造形されていることが分かります。

バックパックを外した状態では、頭部が動く仕組みも確認できます。バックパックにつながる部分を頭の上へ起こすと、それに連動して頭が少し胴体の中へ沈み込みます。外装に隠れる動きを見られるのも、仮組の面白いところですね。

接続部を起こした状態を斜め前から確認
接続部を起こした状態を斜め前から確認

10|大型バックパックとニーズヘグ

バックパックは単体でも存在感があります。背面から見る形、シールドの位置、アームとホースのつながりを写真で残しました。

左右のシールドは、設定上のエネルギー偏向装甲「ゲシュマイディッヒ・パンツァー」。キットでは可動アームで展開できます。大きな装備なので、まずは仮組で位置関係を確かめます。

武器のニーズヘグは、フォビドゥンらしさを強く感じる大鎌です。長い柄から刃先まで、単体でも見せたくなる形をしています。

今回はディスプレイスタンドを使用しました。フォビドゥンはバックパックがかなり大きく、後ろに倒れやすいためです。自立させるのは結構大変で、スタンドで支えることで姿勢を保ちやすくなりました。

ディスプレイに使用するスタンド
ディスプレイに使用するスタンド

大型バックパックを背負った本体を支えるため、アクションベース1を使用しました。

11|FM フォビドゥンガンダム、仮組完了

これで今回の仮組は一区切りです。背面装備を取り付け、頭上へ展開した状態も撮影しました。本体だけの姿と見比べると、大型装備が作る独特のシルエットを楽しめます。

今回行った主な工作
ヒケ・パーティングラインの処理/ホース先端と通し穴への対策/大型アンテナの肉抜き埋め/シールド側の穴埋めと市販パーツによるディテール追加/既存モールドの彫り直し

基本工程をすべて繰り返すのではなく、このキットで気になった場所に手をかけた仮組になりました。全部を徹底的に処理する作り方も、工程を選んで完成を目指す作り方も、自分が楽しめる方法でいいと思っています。

12|次の塗装に向けて

仮組と追加工作を終えたので、次は分解して塗装前の最終確認へ進みます。パテを使った場所や削った面は、サーフェイサーを吹いた状態でも見直す予定です。

今回は塗装前の制作記録としてここまで。仕上げた後に分かることは、塗装工程の記録につなげていきます。

MG ウイングガンダムゼロEW Ver.Kaの仮組分解対策・スナップフィット加工など、基本の実例はこちら。ガンプラの下処理をどこまで行う?ゲート・ヒケ・パーティングラインを処理する範囲の考え方。