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01|今回の仮組で確認したこと
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今回は、FULL MECHANICS 1/100 フォビドゥンガンダムを塗装前提で仮組しました。普段のMG制作に続き、今回はFMの大型装備や独特の構造を見ながら下処理を進めています。
基本的なゲート処理や分解用のスナップフィット加工を一から説明するよりも、今回はこのキットを組んで気づいたことを中心に記録しました。通しにくかったホースへの対策、肉抜き埋め、既存モールドの彫り直しなどを紹介します。
全部を処理することが目的ではありません。
気になる場所や、塗装後の仕上がりに影響する場所を選んで手をかける。今回も、自分の完成させたい姿に合わせて進めています。
仮組や分解対策の基本は、仮組(Dry Fit)の基本講座とWingの仮組記事にまとめています。
02|「禁断」の名を持つフォビドゥン
フォビドゥンは『機動戦士ガンダムSEED』に登場する機体。名前のForbiddenは「禁じられた」「禁断の」という意味で、この響きがなんとなくかっこいいんですよね。大きな鎌と独特の背面装備も、その名前によく似合っています。
組み立て説明書では、ビームの軌道を曲げる特殊な装備を持ち、通常形態の白兵戦と、高速強襲形態での突撃を使い分ける機体として紹介されています。カラミティ、レイダーとともに運用される中で、切り込みや攪乱を担ったという設定です。
キット:FULL MECHANICS 1/100 フォビドゥンガンダム
登場作品:機動戦士ガンダムSEED
初回発売日:2023年8月11日
メーカー公式掲載価格:6,380円(税込)
主な付属品:ニーズヘグ、アクションベースジョイント、ワニスチューブ2本、シール2種
商品情報はBANDAI SPIRITS公式商品ページを参照。価格は公式掲載額で、実売価格とは異なります。機体設定は付属説明書を要約しています。

03|ランナー整理とアンダーゲートへの感想
作業前にランナーへラベルを付け、目的のランナーを探しやすくしておきます。基本の作業環境はWingのときと同じ考え方です。
今回、気になったのがアンダーゲート。メッキやスペシャルコーティングのキットなら、見える面のコーティングを傷めにくい恩恵があります。一方、今回はこの後にヒケなどを処理して塗装する予定なので、僕の作り方ではその利点をあまり感じませんでした。
普通のゲートなら、塗装前提で一度切りにしたい場所もあります。ただ、アンダーゲートではランナーから切り離した後に裏側のゲートを落とす作業が必要になり、どうしても二段階になります。
こういう位置にもアンダーゲートがあると、「今後、スペシャルコーティングのようなバージョンも出るのかな」と想像してしまいます。もちろん、これは組んでいて感じた個人的な想像で、発売予定を示すものではありません。
04|ヒケとパーティングラインを整える
パーティングラインは鉄ヤスリで削り、スティックヤスリの#600で整えました。処理前のパーツと並べると、ラインが消えた状態を比較できます。

ヒケは軽くヤスリを掛けると、削れた周囲と凹んで残った部分の違いが見えてきます。まず位置を確認し、必要な部分を削って整えました。

裏側の構造と見比べる写真も残しました。表だけでは分かりにくい凹みも、裏側と合わせて観察すると発生位置を考える手がかりになります。完成後に気になる場所を優先して進めています。
処理する範囲の考え方は、ゲート・ヒケ・パーティングラインをどこまで処理するかでも紹介しています。
05|通しにくいホースは、先端と穴の裏側を工夫
付属ホースをパーツへ通す作業では、穴径がホースとほぼ同じで、差し込むのが難しく感じました。編み込みで作られたホースなので、作業中に先端がほどけるのも避けたいところです。

そこで今回は、先端に流し込みタイプのMr.セメントSを染み込ませ、ほつれを抑える工夫をしました。これは今回実際に行った方法として記録しています。
さらに、直径約5mmのドリルで、パーツ裏側の穴の入口を広げました。5mmはドリルの直径です。表側まで大きな穴を貫通させるのではなく、裏側だけを広げ、ホースを差し込みやすくしています。

組み立て後は、ホースと可動アームが加わったことで装備のつながりが見える姿になりました。
07|シールド側の肉抜き埋めと、消えたモールドの補い方
バックパックのシールド側のパーツにも肉抜きがあったので、こちらも埋めました。最初にランナータグから小片を切り出し、穴の中へ入れて空間を減らしておきます。
その後にパテで埋めて削っていったところ、もともと入っていたモールドがヤスリ掛けで消えてしまいました。そこで、市販のプラスチック製ディテールアップパーツで補うことにしました。
元の形を完全に彫り直すのではなく、別のディテールを加えてごまかす作戦です。こういう方向転換も、実際に作っていると出てきますね。
削って消えたモールドを補うために使用した、コトブキヤの角モールドです。
09|バックパックを外して、本体の姿を確認
大型装備を外した本体も撮影しました。装備に隠れる背面や、上半身・脚部の形状をそれぞれ確認できます。背面装備を付けた姿とは、シルエットの違いも見どころです。

装備を付けると見えにくくなる場所にも、細かなモールドが入っています。背面や腰周辺、装甲の裏側は、組み立てながらじっくり見ておきたい部分です。

脛アーマーの裏側にもモールドがあります。完成後はほとんど見えませんが、アーマーを開いてみると、こうした部分まで造形されていることが分かります。
バックパックを外した状態では、頭部が動く仕組みも確認できます。バックパックにつながる部分を頭の上へ起こすと、それに連動して頭が少し胴体の中へ沈み込みます。外装に隠れる動きを見られるのも、仮組の面白いところですね。

10|大型バックパックとニーズヘグ
バックパックは単体でも存在感があります。背面から見る形、シールドの位置、アームとホースのつながりを写真で残しました。
左右のシールドは、設定上のエネルギー偏向装甲「ゲシュマイディッヒ・パンツァー」。キットでは可動アームで展開できます。大きな装備なので、まずは仮組で位置関係を確かめます。
武器のニーズヘグは、フォビドゥンらしさを強く感じる大鎌です。長い柄から刃先まで、単体でも見せたくなる形をしています。
今回はディスプレイスタンドを使用しました。フォビドゥンはバックパックがかなり大きく、後ろに倒れやすいためです。自立させるのは結構大変で、スタンドで支えることで姿勢を保ちやすくなりました。

大型バックパックを背負った本体を支えるため、アクションベース1を使用しました。
11|FM フォビドゥンガンダム、仮組完了
これで今回の仮組は一区切りです。背面装備を取り付け、頭上へ展開した状態も撮影しました。本体だけの姿と見比べると、大型装備が作る独特のシルエットを楽しめます。
今回行った主な工作
ヒケ・パーティングラインの処理/ホース先端と通し穴への対策/大型アンテナの肉抜き埋め/シールド側の穴埋めと市販パーツによるディテール追加/既存モールドの彫り直し
基本工程をすべて繰り返すのではなく、このキットで気になった場所に手をかけた仮組になりました。全部を徹底的に処理する作り方も、工程を選んで完成を目指す作り方も、自分が楽しめる方法でいいと思っています。
12|次の塗装に向けて
仮組と追加工作を終えたので、次は分解して塗装前の最終確認へ進みます。パテを使った場所や削った面は、サーフェイサーを吹いた状態でも見直す予定です。
今回は塗装前の制作記録としてここまで。仕上げた後に分かることは、塗装工程の記録につなげていきます。
MG ウイングガンダムゼロEW Ver.Kaの仮組分解対策・スナップフィット加工など、基本の実例はこちら。ガンプラの下処理をどこまで行う?ゲート・ヒケ・パーティングラインを処理する範囲の考え方。









































