MG ドワッジ制作 DETAIL 01|仮組から始めるディテールアップ

05 制作記事DETAIL 01FILE 09G-01

MS-09G / TECHNICAL RECORD / 01

MG DWADGEBUILD &
DETAIL

MODIFICATION / DETAILING REPORT

仮組から始める
ディテールアップ

迷彩の前に仕込む、重MSの情報量。

メッシュパイプと機体上部のディテールが見える完成したMGドワッジ

FOCUS / UPPER UNITMESH · METAL · PLASTIC

01INITIAL CHECK02PREPARATION03MODIFICATIONS

INTRO / REWIND THE BUILD

完成状態から、
塗装前の工作へ巻き戻す。

MGドワッジは3色砂漠迷彩が最初に目へ入ります。しかし完成時の密度を支えているのは、塗装前に追加した小さなディテールです。

プラ板、メタルパーツ、メッシュパイプ。完成写真に残るそれぞれの効果を起点に、仮組と加工の記録をたどります。

完成したMGドワッジの胸部と肩周辺が見える写真
PLASTIC DETAILMETAL PARTSMESH PIPE

SECTION 01 / INITIAL CHECK

まず仮組でドワッジを確認する

加工を始める前に、全体を見て手を入れる場所を決める。
仮組を終えたMGドワッジの正面CHECK / FRONT
幅のある肩、大型の脚部外装、前後に張り出す装甲。まず全身を組み、重MSらしいシルエットと外装の面構成を確認。
仮組を終えたMGドワッジの背面CHECK / REAR
背面の装備と大型パーツの位置関係も確認。完成時に視線が集まる場所と、加工が埋もれやすい場所を見分けます。

OBSERVATION LOG

仮組は、加工候補を探す観察工程。

01

PROPORTION幅のある肩と脚部、重MSらしい全体の重量感を確認。

02

SURFACE大きな外装はヒケと表面状態が目に入りやすいため、処理箇所を整理。

03

JOINT LINE横腹と肩に出るつなぎ目を、塗り分け方針に合わせて処理。

04

DETAIL AREA肩・腰アーマー・胸部周辺を、情報量を足す候補として選定。

SECTION 02 / PREPARATION

塗装前の下処理と修正

大きな外装面を整え、塗装と塗り分けに備える。
MGドワッジの外装パーツをヤスリ掛けしている様子PROCESS / SURFACE
ゲート処理とヒケを確認しながら、パーツ表面を軽くヤスリ掛け。目立つ外装は丁寧に整えます。
ISSUE 01

広い外装面の表面状態

ドワッジは外装が大きく、表面の乱れが塗装後にも見えやすい形状です。組み立てと同時にヒケを確認し、面を整えました。

MGドワッジ横腹のつなぎ目へスジ彫りしている様子PROCESS / PANEL LINE
横腹のつなぎ目は、インナーとの塗り分けを考えてスジ彫りとして整理。
ISSUE 02

つなぎ目を処理方法で分ける

横腹は塗り分けに使うラインとして残し、肩は単色塗装のため接着剤とパテでつなぎ目を処理。場所と塗装方針に合わせて対応を変えています。

FIELD NOTE / 02

一般的な下処理の説明ではなく、この機体で「残す線」と「消す線」をどう分けたかがポイントです。

MODIFICATION 01 / PLASTIC DETAIL

プラ板で外装の情報量を追加する

同じ形を揃え、肩と腰アーマーへ控えめな追加ディテールを置く。
HGディテールパンチで切り出した台形のプラ板01 / CUT
今回使用したのはHGディテールパンチの台形①。同じ形状を比較的揃えて切り出せます。
切り出したプラ板ディテールを外装へ接着する様子02 / PLACE
切り出したプラ板から必要な部分を使い、外装の面に沿わせて配置。
プラ板ディテールを追加したMGドワッジの脚部03 / CHECK
肩と腰アーマーへ追加。大きな形状を変えず、面の中に小さな見どころを増やします。
TOOL同じ形状を揃えやすい→WORK配置に集中できる→RESULT外装面に一定のリズムが生まれる

USED TOOL / HG DETAIL PUNCH同じ形のプラ板ディテールを揃えて切り出す工程で使用した工具です。

MODIFICATION 02 / METAL PARTS

メタルパーツで小さな凹凸を加える

1mm穴を基準に、確実に取り付けられるポイントディテール。
MGドワッジの外装パーツへ1mm穴を開ける作業WORK / 1 mm HOLE
取り付け位置に1mm穴を開けます。
1mm穴へメタルパーツを差し込んだ外装パーツRESULT / FIXED
裏側の突起を差し込んで固定。はめ込むだけでもしっかり保持できました。

EFFECT / 完成時の効果

目立たせすぎず、近くで見たときに効く。

追加したパーツは小さく、機体全体の印象を変えるほどではありません。外装の中へ精密な凹凸を一点ずつ置くことで、迷彩の下にも機械的な情報が残ります。

MODIFICATION 03 / MESH PIPE

メッシュパイプで機械的な質感を追加する

肩の動力パイプを交換し、上半身に素材の違いをつくる。
交換前のMGドワッジ肩部のプラスチック製動力パイプBEFORE / PLASTIC
交換前は、肩の動力パイプも周囲と同じプラスチック素材。
メッシュパイプへ交換したMGドワッジの肩部WORK / MESH PIPE
別パーツのパイプを外し、長さを合わせたメッシュパイプを差し込む形で交換。
完成後のMGドワッジ上半身とメッシュパイプRESULT / COMPLETED
完成後はメッシュの細かな反射と周囲の硬い外装が並び、上半身に素材差が残ります。

MATERIAL CONTRAST

柔らかなメッシュ × 硬質な外装。

パイプを大量に追加するのではなく、視線が集まる首・肩周辺だけを交換。プラスチックだけでは出しにくい素材差を、完成時のアクセントにしました。

DETAIL 01 / VISUAL CHECK

WORK / RESULT

迷彩の下に、加工がどう残ったか。
01

PLASTIC DETAIL

プラ板の形が、外装面の小さなアクセントになる

プラ板ディテールを追加した制作途中の脚部→プラ板ディテールを塗装まで仕上げた完成状態
02

METAL PARTS

1mm穴へ追加した凹凸が、近距離で情報を足す

メタルパーツを取り付けた制作途中の外装→細かなディテールを残して完成したMGドワッジ
03

MESH PIPE

単色のパイプが、光を拾うメッシュ素材へ変わる

メッシュパイプへ交換した制作途中の上半身→胸部のメッシュパイプが確認できる完成後の上半身

TECH NOTE / DETAILING PRINCIPLE

ディテールアップは「追加量」だけでなく
「素材差」で考える。

今回のドワッジは、プラ板で形を足し、メタルパーツで精密な凹凸を置き、メッシュパイプで質感を変えました。加工量を増やしすぎなくても、プラスチック・金属・メッシュという異なる見え方をポイントで組み合わせれば、完成時の情報量を増やせます。

TECHNICAL RECORD / 01

MODIFICATION
SUMMARY

DETAIL 01で行った加工
01

SURFACE / LINE下処理・表面修正ゲート、ヒケ、外装表面を確認。横腹はスジ彫り、肩は接着剤とパテでつなぎ目に対応。

02

PLASTICプラ板ディテールHGディテールパンチの台形①で形を揃え、肩と腰アーマーへ配置。

03

METALメタルパーツ1mm穴を開け、裏側の突起を差し込んで固定。小さな凹凸を追加。

04

MESHメッシュパイプ肩の動力パイプを外し、長さを合わせたメッシュ素材へ交換。

TOOLS / MATERIALS

HGディテールパンチ(台形①)プラ板1mm穴に対応するメタルパーツメッシュパイプ商品名・サイズを確認できない材料は記載していません。商品導線は本番実装時に必要なものだけ設定します。

FIELD BUILD REPORT / NEXT FILE

NEXT RECORDDETAIL 02

WEAPONS

大型武装の制作・塗装へ

塗装を終えたMGドワッジの大型バズーカ
GIANT BAZOOKA / COMPLETED
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