DETAIL 04 / WEATHERING & FINISH
チッピング・シャドー吹き・トップコート
塗装済みのZZに、出撃を重ねた機体らしい使用感を加えて完成させます。
1か月以上かかった制作も最後の工程です。今回は汚しすぎず、立ち上げ塗装の表情を残したまま、チッピングとシャドー吹きで使用感を追加します。


チッピング|エッジを中心に小さく入れる


チッピングにはエナメル塗料のブラックとチタンシルバーを使用しました。傷が付きそうなパーツのエッジを中心に、筆先が軽く触れる程度で小さく置いていきます。
ホワイト部分ではチタンシルバーが目立ちにくく、濃いブルーのバックパックではブラックが目立ちにくいので、下地色に合わせて使い分けます。わざとらしくならない程度で止めるのが今回の狙いです。
メラミンスポンジと短く切った筆を使い分ける
組み立てた状態で作業するため、入り組んだ場所ではドライブラシ用に毛先を短くした筆も使いました。広い面と狭い場所で道具を変えると、汚しの大きさを調整しやすくなります。
シャドー吹き|バーニアと銃口にスス汚れを追加


シャドー吹きにはエナメルのブラックとダークグレーを使用。ブラックはバーニアやビームライフルの銃口付近、ダークグレーはチッピングを強めに入れた場所の周囲へ吹いています。
一部分だけ極端に汚れないよう、できるだけ組み立てた状態で全体を見ながら作業しました。ウェザリングの基本や他の実例はガンプラのウェザリングとは?でまとめています。
トップコートと完成

シャドー吹き後にトップコートを吹いて完成です。つや消しを使ったものの、結果はやや半光沢寄りになりました。ただし大型の面に適度な反射が残り、完成状態では悪くない仕上がりになっています。
仮組から塗装、デカール、ウェザリングまで合計42日。パーツ量も構造もいつものMG以上でしたが、3ブロックに分けたことで最後まで進められました。ZZのような大型・変形キットでは、技法そのものだけでなく工程をどう分割するかも完成度とモチベーションに直結すると感じます。