UVレジン、スジボリ、プラ材加工からブルーのソリッド塗装まで。実際の工程を写真で追います。
1/100 シュヴァルベグレイズ(マクギリス機)の制作②は、ディテールアップとソリッド塗装です。『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』では、マクギリスの機体としてバルバトスと対峙する印象的なモビルスーツ。塗装待ちでしばらく中断していましたが、MG バルバトスの制作に続いて作業を再開しました。今回はUVレジンでの肉抜き埋め、0.3mmプラ板を使ったスジボリ、1mm角プラ棒の追加工作、ブルーのエアブラシ塗装、スミ入れ、デカールまでを写真で紹介します。
この記事には、制作で使用した材料・工具などのアフィリエイトリンクが含まれています。製品の紹介は実際の作業工程に対応させています。
01|ディテールアップ
UVレジンで肉抜きを埋める



太もも横に付く特徴的なブースターは、裏側に大きな肉抜きがあります。ポーズによって見える可能性があるので、今回はUVレジンで埋める方法を選びました。埋めた後の形状と仕上がりを写真で確認してください。UVレジンは光が届く範囲を確実に硬化させる必要があり、厚く一度に盛る場合は未硬化のまま内部が残らないよう注意が必要です。作業時は製品の説明に従い、皮膚への付着やUV光の直視を避けてください。
UVレジンによる肉抜き埋め
0.3mmプラ板ガイドでスジボリ


追加のパネルラインは0.3mmのプラ板をガイドとして作りました。目的の形に切り出したプラ板をセロハンテープなどで同じ位置に固定し、ガイドの縁に沿って少しずつスジを入れていきます。一度に深く彫ろうとせず、ガイドがずれないよう軽い力で数回なぞるのがポイントです。左右の部品で位置を揃えたい場合にも応用できました。
スジボリ用の0.3mmプラ板
1mm角プラ棒でディテールアップ

さらに、1mm角プラ棒を短く切り、外装に接着してディテールを追加しました。小さな四角い突起を加えるだけでも、装甲表面の情報量が増えます。全身に追加するのではなく、写真で目立つ場所を優先して作業しています。
1mm角プラ棒のディテール追加
02|ブルーのソリッド塗装
塗装に使用したMr.カラー


塗料にはGSIクレオスのラッカー系塗料を使い、エアブラシで吹き付けました。今回の仕上げはソリッド塗装。青い外装の面を均一に塗りつつ、明るいブルーをアクセントとして配置しています。色を重ねて陰影を作る立ち上げ塗装とは異なり、色の組み合わせや塗り分けラインが印象を左右します。希釈やエア圧の基本はエアブラシの基本講座、塗装技法の考え方はソリッド塗装の解説を参照してください。
エアブラシによるソリッド塗装
ブルーの塗り分けとエアブラシ塗装



濃淡の異なるブルーを使い、パネルの境界や追加したスジボリの位置を意識して塗り分けました。青だけに頼らず、グレーのフレーム・脚部も組み合わせることで機体全体のまとまりを出しています。今回の塗装は比較的スムーズに進みましたが、塗り分けは線の位置とマスキングの精度が重要です。
ブラック・グレーのスミ入れ

ブルーの装甲にはブラック系のスミ入れ塗料、濃いグレーの脚部などにはグレー系を使用しました。どちらもモールドが見えるようにするための選択です。塗膜との相性に注意し、必要に応じて保護クリアを挟むなど、安全に拭き取れる状態を確認してから作業します。
ブラック系のスミ入れ塗料
基本塗装を終えて


基本塗装とスミ入れが完了した時点では、ここで仕上げるつもりでした。ただ、装甲面が少し物足りなく感じたため、手持ちのデカールを追加することにしました。作りながら完成イメージを調整するのも、模型制作の面白いところです。
03|デカール・トップコート


手持ちのデカールを数か所に貼り、情報量と全体のバランスを調整しました。貼り付け後はつや消しクリアでトップコートし、落ち着いた質感に仕上げています。貼り過ぎず、ブルーの塗り分けが主役になるように配置しました。
デカールで追加するマーキング
04|完成と制作を振り返って


シュヴァルベグレイズが完成しました。実作業は約2週間分ですが、途中で作業が中断した期間もあり、完成までの経過時間はそれ以上かかりました。今回試したプラ板ガイドによるスジボリは、左右のパーツに同じラインを入れたい場合にも使いやすい方法でした。パーツ数が少ない1/100キットでも、追加工作とソリッド塗装で仕上がりの印象を変えられると感じています。
以上でディテールアップ&塗装編は終了です。完成ギャラリー・作品レビューには、青い機体の完成写真をまとめています。仮組段階のフレームや武装が気になる方は01|仮組編へ。劇中で対峙したMG バルバトスの制作記と見比べるのもおすすめです。最後までお読みいただきありがとうございました。
使用キット|1/100 シュヴァルベグレイズ








