MG エールストライク制作・後半|本体塗装・デカール・ウェザリング

MG エールストライク Ver.RM:03 本体塗装の代表写真
MG AILE STRIKE Ver.RM · PROCESS 02

MG エールストライク制作・後半
本体塗装から使用感のある仕上げへ

下地と上塗りの組み合わせ、デカールの実作業、チッピングとシャドウ。完成までの順番と、それぞれの工程の役割をまとめます。

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MG エールストライク制作・後半 本体塗装から使用感のある仕上げへ
PROCESS 02

使用色と下地の組み合わせ

前半で決めた赤を本体にも使い、白・青・黄色・フレームをそれぞれの下地から塗ります。ここでは上塗りの名前だけでなく、下地からの順番を表に残しています。同じ赤でもシールドはマホガニー、本体はブラックが下地なので、武装と本体の表を分けて見ると配色の違いが分かります。

使用した塗料の瓶:セールカラー・スーパーホワイト・オーシャングレー・MSシャアレッド・ティターンズブルー
使用した塗料の瓶:セールカラー・スーパーホワイト・オーシャングレー・MSシャアレッド・ティターンズブルー2
部位下地基本色
白い外装グレーサーフェイサー1200 → セールカラースーパーホワイトを立ち上げる
青い外装黒サーフェイサー1500ティターンズブルー2
本体の赤黒サーフェイサー1500MSシャアレッド
黄色グレーサーフェイサー1200ダークイエロー
インナーフレーム黒サーフェイサー1500焼鉄色

白い外装|セールカラーから白を重ねる

白はグレーサーフェイサー1200の上にセールカラーを全面へ塗り、その上からスーパーホワイトを重ねています。白一色の均一な仕上げではなく、下のセールカラーが残る濃淡を使った仕上げです。制作当時は、白の色味が地上で戦っているような雰囲気になったと感じました。後で加える汚しも、この白の雰囲気に合わせて進めています。

02 塗装技法立ち上げ塗装|自然な明暗差を作る セールカラーから白へ重ねた外装とも関連する、基本色の明暗をコントロールする技法を解説します。

青・赤|暗い下地を活かす

青と赤はブラックサーフェイサー1500を下地にしているため、本体全体が想定どおり濃い色調にまとまりました。その分、黄色や部分的なゴールドが目立つ仕上がりです。青にもグラデーションを入れていますが、制作当時の記録では「写真で伝わりにくい」と感じています。写真だけを見て均一に塗ったと判断せず、下地と上塗りの組み合わせも合わせて読めるようにしました。

次に読む記事立ち上げ塗装を基礎から確認する この制作で使った塗り方を、基本の手順と合わせて確認できます。 次に読む記事希釈・エア圧・吹き方の基本 この制作で使った塗り方を、基本の手順と合わせて確認できます。

サーフェイサーを作り置きして進める

サーフェイサーを塗るたびに希釈するのではなく、事前に使いやすい濃さに調整しておいたものを使用しました。制作時に作業が楽になった点です。今回の記録にはエア圧・ノズル径・希釈の正確な数値は残っていないため、塗料表は実際に使った色と順番を中心にまとめています。

次に読む記事瓶サーフェイサーの希釈・保存 この制作で使った塗り方を、基本の手順と合わせて確認できます。 04 検証・実験室サーフェイサーの実測|希釈・エア圧・塗面を確認する この作例に残っていない設定値を補う別の検証記事です。実際の吹き付け条件と乾燥後の判断基準を確認できます。

スミ入れとデカール

基本塗装の後はブラックでスミ入れし、付属品ではなく別途購入したデカールを貼りました。制作時は何枚か失敗しましたが、貼り終えたものはパーツを持ったときに手へ移るような剥がれ方が少なかったという感触です。メーカーを特定できる記録はないため、同じ商品として購入案内は付けていません。

貼り付け後はデカールの保護を目的に、軽くつや消しクリアを吹いてからウェザリングへ進みました。

ウェザリング前にデカールを保護する

デカール後のつや消しクリアと、最後のトップコートは役割が違います。前者はこの後の汚し作業でデカールをこすることを見込んだ保護、後者はウェザリング後にばらついたつやをそろえるための仕上げです。今回は基本塗装・スミ入れ・デカールを終えてから、保護、チッピング、シャドウ、最終コートの順に進めました。

制作時に使用したつや消しトップコート
制作時に使用したつや消しトップコート

綿棒などがデカールへ触れる工程があるため、先に軽くつや消しクリアを吹きました。十分に乾燥させてから、次の作業へ進みます。

スポンジでチッピングする

制作時はエナメルブラックを溶剤で少し薄め、スポンジに付けてパーツへ押し当てました。細かな欠けや色剥げを点で加える工程です。大きな黒い面を増やすのではなく、白い外装の色味やデカールが読める程度の使用感にとどめる方針で仕上げています。

スポンジを使ったチッピング作業
スポンジを使ったチッピング作業

関節・ダクト周辺へシャドウを加える

シャドウにもエナメルの黒を使いました。制作当時の記録では「溶剤でだいたい3〜4倍ほど」とかなり薄くした感覚で、正確な配合比を計測した数値ではありません。バーニアやダクトの出口、関節周辺を中心に、薄く吹き重ねて汚れの強さを決めています。

02 塗装技法ウェザリング|傷・汚れ・ススを使い分ける 今回のチッピングとシャドウを、ウォッシングなど別の表現と比較。汚しを重ねすぎないための判断も紹介しています。

つや消しトップコートで仕上げる

チッピングやシャドウを加えた後は、塗料によって部分ごとのつやがそろわなくなります。最後につや消しで全体を整えることで、基本塗装・デカール・汚しを同じ仕上がりへまとめました。トップコートを工程の最後に置く理由は、単に保護するだけでなく、この質感の統一にもあります。

工程ごとに変わったつやを最後のトップコートで整えました。この作品ではウェザリングマスターは使っていません。実際に使ったスポンジチッピングとシャドウ吹きを中心に、仕上げを紹介しています。

完成|白の濃淡と使用感を合わせる

セールカラーから白へ重ねた外装に、ほどほどの傷と陰影がなじみました。大きな改造をせずに、配色と仕上げで印象を変える制作として満足できた一体です。

次に読む記事ほかの完成作品を見る 作品ごとの配色・工作・仕上げを見比べられます。

振り返り|今回うまくいった点と次回の課題

セールカラーから立ち上げた白と控えめな汚しがなじみ、濃い青と落ち着いた赤にも重厚感が出ました。武装で配色を試してから本体へ進めた流れと、事前に希釈したサーフェイサー、デカールトレイは作業を進めやすくした点です。一方で肉抜きの処理を忘れたことは、仮組時に裏面まで確認する必要があるという反省として残りました。

完成作品を見る完成ギャラリーへ|全体と各部を見比べる 白の濃淡、シールドの赤、翼のグレー、デカールと汚しを完成写真で確認できます。

2 Comments

  1.  お世話になります。
    シゲちゃんです。
     最近、模型製作部屋に積んでいたキット達をまた、組み始めました。
    やはりガンプラは、ちょうどいい脳の活性化になると思っている自分です。
     我が家の塗装環境は、エアブラシもあるのですが、家族の意見も考慮し”筆塗り”オンリーで塗装ライフを楽しんでいます。そして、使う塗料も安全を考慮し、水性オンリーで使っていくと決めました。
     マスターグレードはパーツが大きくて塗りやすいのですが、ハードグレードはパーツが細かい分、集中して塗らないとすぐにはみ出したりするので、塗りにくい所を先に塗るなど、今回もたくさん勉強させてもらいました。
    エールストライクガンダム、気になるキットなので、今度、組んでみようと思います。

    1. こんばんは。コメントありがとうございます。
      エールストライクは最近EG(エントリーグレード)でも出て話題ですよね。HG(ハイグレード)に比べて価格も安いしお試しで作ってみるのもいいのではないでしょうか。5歳の息子も作ってましたし時間もかからずに組めますよ。

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